Treatment
今や国民の約6人に1人は、糖尿病の疑いがあると言われており、放置すると、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症と言った深刻な合併症を引き起こします。
しかし適切に治療すれば、血糖値を正常に保って、合併症を防ぎ、健康を保つことができます。
患者様の血糖コントロールや、合併症予防のために、食事療法・運動療法・薬剤療法を行っています。生活習慣を見直し、医師をはじめとして、看護師、栄養管理士などが連携しながら、最適な方法をご提案します。
診療方法 | 指導 | 診療内容 |
外来診療 | 医師 | 様々なご事情で、外来診療が不可能な患者様、自己注射が出来ない方、入院して本格的な血糖コントロールが必要な患者様、が中心です。 |
入院診察 | 医師 | 様々なご事情で、外来診療が不可能な患者様、自己注射が出来ない方、入院して本格的な血糖コントロールが必要な患者様、が中心です。 |
運動療法 生活指導 栄養指導 |
医師 看護師 栄養管理士 |
週3~4回(20~30分)の運動の指導、血糖を上げない食事の仕方等の栄養指導を行います。 |
薬物療法 | 医師 薬剤師 |
低血糖の起きにくい薬を組み合わせながら、症状に合わせた内服薬とインシュリン投与を行います。HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)は、過去1~2か月間の血糖値の平均を反映し、糖尿病の診断にも使われます。これまでのものから、およそ0.4%高くなります。 (例)従来6.1% →新数値6.5% ※新しいHbA1c(NGSP)値が6.5%以上の場合は、糖尿病が強く疑われます。 |
血圧が高いと、心臓病や脳卒中、腎臓病などが起こりやすくなります。しかし、適切な治療を受けると、その危険性は大きく減ることがわかっています。
当院では、高血圧を治療するため、当院では、運動療法・食事療法などをご提案しています。
COPDは肺で酸素を十分に取り組むことが難しくなる病気で、体を少し動かしただけでも息切れを起こすなど、頻繁な咳・痰症状が特徴です。
気管支炎が炎症を起こす慢性気管支炎・肺胞が炎症によって壊れてしまう肺気腫によって引き起こされます。
治療せずに放置すると病態は進行して、息苦しさのため日常生活でできなくなり、命にかかわることもあります。
40歳以上で、喫煙歴の長い人によく見られる症状です。
X線写真・CT画像・気道閉塞の有無・1秒量・1秒率の低下で診断できます。
気道閉塞の有無は呼吸機能検査(スパイロメトリー)で確認します。
肺活量や呼気量を検査して、肺活量に対する1秒量の割合が70%未満になるとCOPDと診断されます。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まりそれによって日常生活に様々な障害をもたらす疾患です。
空気の通り道が塞がるまたは狭くなることによって起こります(閉塞型睡眠時無呼吸症候群・閉塞型SAS)。
急性期のリスク | 慢性期のリスク |
起床時の頭痛・頭重・倦怠感・集中力・記憶力の低下・日中の眠気・交通事故・生産性の低下・作業ミスによる労働災害 | 高血圧・糖尿病・心不全・心血管障害・夜間突然死・脳梗塞・認知障害・発育障害 |
簡易検査 | 呼吸の状態や血中の酸素の状態などを測定し、睡眠呼吸障害の程度(AHI)を調べることができます。 検査セットをお持ち帰りいただき、2日間、センサーを取り付け、睡眠時の呼吸や体の動きを調べます。 当院にて説明を受けた後、自宅で出来る検査です。 AHIが規定値以上で眠気などSASの症状が明らかな場合、治療の対象になります(CPAP療法)。 AHIが規定値以下であれば、さらに精密検査が必要です。 |
CPAP療法~ | CPAP装置からホース、マスクを介して、処方された空気を気道へ送り、常に圧力をかけて空気の通り道が塞がれないようにする治療方法です。適切に行うことで、睡眠中の無呼吸やいびきが減少します。 治療を続けることによって、症状の改善が期待できます。また血圧を下げる効果の報告もあります。 |
腹腔内臓器(主に、肝臓・胆のう・膵臓・脾臓等)を画像化して診断する検査です。
肝癌・肝硬変・脂肪肝・胆石・胆のう炎・胆のうポリープ・膵石・膵炎等の診断ができます。
十二指腸ファイバーを用いて胆汁、膵液の出口である乳頭開口部にカニューレ(内視鏡体の中を通るような細い管)を挿入し、造影剤を注入して、胆管、胆のう、膵管をX線で撮影する検査です。
癌・胆石・膵石・膵炎等の診断をします。
最近では、MRIによる検査が行われることが多くなりましたが、内視鏡的処置(胆管内結石の排石、減黄目的のステント挿入等)を行うには、ERCPが必要です。